私の始めての海外旅行は、すでに個人旅行でした。
どきどき胸いっぱいの期待と不安を抱えて足を踏み入れたアメリカは、諸手を挙げて歓迎してくれたわけではありません。
知らぬ間にクレジットカードをすられて、真っ青になったり・・・
寝るときにかけたはずなのに、朝起きたらモーテルの部屋の鍵が開いていたり・・・
黄色人種への差別を体験したり・・・
アムトラック(大陸横断鉄道)の中で嫌がらせを受けたり・・・
旅行中に出会った日本人たちとレンタカーを借りて、あわや交通事故になりかけたことも!
いや~、えらい眼に遭いました(笑)
初めてというのは、何をするにしても失敗がつきものですよね?
失敗しなかった人なんて、絶対いないと思います。
しかしこの失敗、回避不可能だったわけではありません。
英語も話せず、その国の勉強もせずに行けば、しっぺ返しが帰ってくるのは当たり前です。
物を失くした程度で済んで、運がよかったと言えます。
もっと怖いことは、たくさんありますからね。
バックパッカーが板についてきた頃、ドイツへ移住することになりました。
何もかもが違うドイツの中で、「旅行する」と「生活する」ということは全く違うものなのを痛感させられました。
またまた失敗を沢山やらかしたのですが、今回は回避不可能なものがたくさんありました。
日本で得られる情報があまりなくて、ぶっつけ本番でやってきたドイツです。
初めて見ること聞くことが多すぎて、義母に何かを聞こうにも、何を聞いたらいいのか分からない状態でした。
ドイツ語も、日本で勉強してくる時間がほとんどなかった私は、当時同居していたドイツ語オンリーの義祖母と、それこそ身振り手振りで意思の疎通を図っていました(笑)
あの頃の自分を思い出すたびに、ドイツ生活新人さんたちは大変だろうなあ、と思います。
私の長い旅行生活と海外生活から得た、いろいろな体験と知識は、これから出かける人達には貴重な情報かもしれません。
海外で苦労しないよう、大変な眼に遭わないよう、私の体験がその助けになれば幸いです。
くろろ
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