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2024.11.23 - 
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トラブルに遭わないために 3

大きな荷物
一人で旅行するときは、荷物から絶対眼を離さない。絶対離れない。置き引きにはいつも注意。
二人で旅行しているなら、いつも1人が荷物の見張り番をする。
夜行列車の寝台で荷物を横に置いて寝るときは、荷物を壁側に置く。
座って寝るなら、足の間に挟む。ただし、寝てしまうとナイフで荷物を切り開かれるかもしれない。(メキシコで体験済み)
地面に置いた荷物を足の間に挟んで上を見るときも(モニュメントなど)、荷物をきつく挟んで手を掛けておく。後ろから荷物を抜かれるので。(メキシコで日本人が体験)
バスの網棚に荷物を置かない。忘れたらおしまい。
大きな荷物を持って移動しているときは、スリにとって狙いやすいとき。手荷物の方にも十分な気を配ろう。
 
スリの手口
大概、気をそらせておいて掏ります。その手口は鮮やかなものです。横に立っている人間も気がつかないくらい。
 アイスクリームやケチャップなど、何かをカモの服に付け、「何か付いてますよ」と親切に声をかけて服を拭いてやりながら、バッグやポケットに手を入れたり、
 新聞誌や雑誌を広げて目の前に立ち、気をそらせている間にバッグに手を入れたり、
 上着を手に掛けてカモの横に立ち、バッグを上着で覆って手を中に入れたり、
 椅子に置いたバッグから眼を離して、カモがサクラ(スリの相棒)と話し込んでいる隙に失敬とか、
 込み合っているバスの中でカモから掏った財布を相棒に渡し、自分は次のバス停で降ります。気がついたカモが自分を追ってきても、相棒は財布と共にすでにバイバイした後。
 プロのスリは大概相棒と組んでいます。掏った財布はすぐに相棒に渡し、証拠品を持ち歩くことはありません。気がついたカモがスリを捕まえた場合、女性スリは自分の潔白を叫びながら見物人の前で服を脱ぎ始め、カモをいたたまれなくさせる手口もあります。自分はすでに財布を持っていないのですから、堂々としたものです。
強引な手口はひったくりです。一番多いのが、バイクで近寄ってきてカモとすれ違いざまにバッグをひったくり、そのままスピードを上げて逃げるものです。以前イタリアで、お客全員のパスポートをバッグに入れていた添乗員の女性がこの引ったくりに遭い、真っ青になった彼女は、死んでも話すものかとバッグを握り締めてそのままバイクに100メーターほど引きずられ、障害物と激突して死亡する事件がありました。貴重品をバッグの中に入れさえしなければ、ひったくりやすそうにバッグを持ってさえしなければ、彼女も命を落とすことはなかったでしょうに。痛ましい事件でした。
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旅行、webデザイン
自己紹介:
ドイツ在住: 20年
旅行暦:   25年以上
訪問した国: 24カ国
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