世界中をひとりで歩くバックパッカーたちへの情報ブログ
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大昔、初めての海外旅行での失敗談です。
ロサンゼルスのグレイハインドバスターミナルのコインロッカーを使用したときのことです。
たくさんあるロッカーの前には、荷物を入れる人や出す人が数人います。
それを観察している黒人のグループがいたので、彼らを自分の頭の中で危険人物によりわけ、荷物を出すときには注意を払いました。ターミナルは人が多いですが、その時コインロッカーのあたりは人も少なかったので緊張しました。
荷物を取り出し、何も起こらなくてほっとした私が何気なく肩にかけたバッグに目をやったら・・・・・・
バッグが開いている!
そして、中に入れていた財布が抜き取られていました。
鮮やかというしか、言葉がありません。いつすられたのか、どうやってすられたのか、全く気付きませんでした。
犯人と思しき例の黒人グループはすでに消え去った後です。私は慌ててJALオフィスへ駆け込みました。
この時はJALが昔出していた「ゼロ」という、往復の飛行機代と自由に選べるホテルを組み合わせた自由旅行者用のパックツアーを利用していたもので。
財布の中にはAmerican Expressのクレジットカードが入っていました。それも、父の口座のです。
私が真っ青になったのは、お分かりになるでしょう。
さっそくJALのスタッフがAmerican Expressに電話をしてくれました。
すべてを説明すると、どこそこの部門に繋ぐから待てと言われ、次の部署が出たのでもう一度説明するとまた他へ回され、今度の部門でまたはじめから説明をしなければならず、非常にややこしくて時間を食いました。
ともかく無事カードを使用ストップすることができ、私はほっと胸をなでおろしました。
使用禁止にしたカードの代わりに新しいカードが発行され、それをどこで受け取ったのか覚えていないのですが、旅行中にカードを使うことは一度もありませんでした。
早い対処のおかげで被害は全くありませんでしたが、非常に教訓になった事件でした。