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2024.11.23 - 
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トラブルに遭わないために 5(イスラム教諸国)

イスラム教諸国では
女性は肌を出すのを禁じられています。観光客はその国の格好をしなくてもいいですが、その国の習慣は守りましょう。短パンやタンクトップは言語道断です(欧米人向け観光地では許されています)。モスクでは、いつもスカーフで頭を覆うように。
イスラム教諸国は完全なる男性社会です。いろいろ女性には規制が設けられており、女性がしてはいけないことが沢山あります。モスクでは、女性は男性とは別の入り口から入り、男性の後方の席に座ります(祈るとき)。ティーハウスは女性はご法度です。女性は家にいるものであり、外で遊んでいいものではないのです。町なかで女性の姿が少ないのはこのせいです。
男女間の交際もいろいろやっかいです。女性は家族と一緒のとき以外は、1人で外出するのを禁じられています(トルコ)。これは女性にボーイフレンドができるのを防ぐためなのですが、女性旅行者が1人で歩いていると、これの逆作用が働きます。つまり、「彼女は男を捜している」ととられるわけです。
イスラム教諸国では、女性は男性同伴で旅行したほうが、トラブルに巻き込まれません。彼らを(性的に)挑発するような服装は絶対に控えてください。
アラビアでは異教徒との性的接触は法律で禁じられています。向こうでアラビア人女性と一夜を共にしたドイツ人が裁判で有罪になり、刑務所行きになったことがありました。メッカから離れた諸国ではこれほど厳しくはないのですが、モロッコ人は異教徒とは結婚できない法律があったりします。イスラム教国では、お行儀よくしていましょう。
これはイスラム教トルコ人の場合です。家族の名誉のために、女性が自分の家族に殺される事件がドイツでも時々あります。
これは、押し付けられた結婚から逃げ出した女性が、「家の名を汚した」と言う理由で父親や男兄弟に殺されるというものです。犯人はすぐ捕まりますが、彼らは殺人を後悔してはいません。確かに彼らは少数派ですが、こういう過激な人間がいることは事実です。こういう習慣のあるところで女性に手を出すのは、やめておいたほうが無難です。
金曜日はイスラム教では日曜日ですが、世界の流れに合わせてお店は金曜日でも開いています(トルコ以東の情報はありません)。ただし、国によっては旧市街が休みになる所があります。
イスラム教の教えでは、恵み与えることを奨励しているそうです。しかし、エジプトで聞くこの「バクシシ」は、観光客からたかるためのものじゃないのかと疑いたくなるくらいです。何かしてもらったら(道を聞いただけでも)、相手は手を出してバクシシをねだってきたりします。飴やボールペンなど、安いものを常に持っていましょう。あなたはとてもいい人だと喜ばれます。大人はお金を要求してくることもあります。決して高いものを与えないこと。
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