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今回はそんなに間が空いてませーん(^^)
さて、これもメキシコでの体験です。
今度は私の番です。といっても、失敗談ではありません。
厚かましい奴の話です。
ある歩道で、ダンナと信号待ちをしていました。大きな道路で、信号待ちしている人は他にも何人かいました。
当然私たちは信号機とにらめっこ。
と、突然私のお尻を誰かが触りました。
「・・・!」 バシッ!
気がついたと同時に私はくるりと回れ後ろして、すぐ後ろにいた男の腕を思いっきり叩いてやりました。
じっと怖い顔で男を睨みつけた私に気がついたダンナは、事情が分からないまま戦闘態勢へ。
ボクシングの構えをして、男の出方を見ています。
男の方は、何が起こったのか、なぜ自分が叩かれたのか分からないというような顔をして「何なんだよ」とか言ってましたが、信号が変わるとそそくさと行ってしまいました。
私は真昼間からの堂々とした痴漢野郎に腹を立てていたのですが、ダンナの言葉にはっとしました。
「何か盗られたか?」
そうなんだ、あれは痴漢じゃなかったんだ!
私は後ろポケットには何も入れないので盗られるものはありませんが、あの位置はスリには格好のシチュエーションだったんだ。
しかし、あんな視界の良すぎるところで仕事をするとは思いもかけなかった・・・
でもよく考えたら、みんな信号を見ていたから、男が何をしているか見ている人はいなかった。
死角になっていたわけです。
どこでもかしこでも気は抜けません。
大事なものは、やっぱり服の下に入れたほうが無難です。
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これはダンナの失敗談なんですよね(へへへ)
昔の話ではありますが、クラシックな手口なので今でも頻繁にあると思います。
所はメキシコシティーだけど、どこでもやられる可能性が大きいです。
メイン道路でバスを待ってたんですが、待ってる間にダンナがバスに乗る時の注意を私に講義してたんです。
満員バスに乗る時は気を付けろ。
スリは満員のバスを狙って乗ってくるから、絶対財布をズボンのお尻のポケットに入れちゃだめだ。
やつらは二人で、一人が財布を掏ると相棒にすぐ渡し、財布を受け取ったやつはバスをすぐに降りて逃げるんだ。
できたら満員のバスには乗らない方がいい。
てなことを話しているとバスが来たのですが、これが満員。
舌打ちしたダンナは、しかしこれに乗り込みました。
「満員だけどなあ」と心の中だけで思った私は、財布はいつも前ポケットに入れているので、バッグでポケットをカバーする方式でバスに乗り込みました。
バスの中はほんとに超満員で、身動きするのも大変なくらい。
こういうときは私の気は張り詰めます。
停留所のアナウンスも無いから、どこを走っているのか自分で確かめないといけないし、スリにも気を付けないといけない。
ぐらぐらとバスに揺られていくつかの停留所を過ぎた時、突然ダンナが「次で降りる」と言いました。
「え?まだ目的地じゃないけど?」という言葉は心の中。
えらく急いで出口に向かうダンナを追ってバスを降りると、ダンナがきょろきょろと周りを見回します。
そして一言「くそっ!あいつがいない!」
どうしたの?と聞くと・・・
「財布をバスの中で掏られた」
・・・って、バスに乗る前に講義してた本人が取られるの?馬鹿じゃない?!
またまた心の中だけで突っ込んでました(^^;)
全く、財布をお尻のポケットに入れて満員バスに乗って、自分が言ったとおりのスリに会うなんて、ボケもいいとこですよ。
当然犯人らしき男の姿はどこにも見えず、財布は行ってしまいました。
もともと小銭しか入ってなかったから被害はなかったのですが、講義した自分がやられたのが恥ずかしかったのか、しばらくずっと悔しがってました。
これは笑い話ですが、財布をズボンのお尻ポケットに入れる人はよくいます。
スリにはとても狙いやすい場所ですし、プロは掏られたのに気がつかないくらい素早いです。
ローマにもスリで有名なバスのルートがあったりしますので、バスに乗る時はダンナの講義の通りに気を付けてください。
メキシコを放浪していた頃のお話です。
時々日本人に出会うことがあったのですが、ある二人連れが話してくれたのは置き引きの話でした。
メキシコシティーにはたくさんのモニュメントがあります。
どれもでかい物で、上を見上げないとてっぺんが見えないくらいです。
広場にあるモニュメントには観光客が集まり、カメラを向けるのがメキシコシティーの日常の風景です。
私たちもよく知っている広場のモニュメントを、この二人連れも訪れました。
塔のように高いモニュメントを見るために、一人が手持ちのバッグを足の間に挟み、二人して上を見上げて目線をそのまま下におろしたら・・・・・・荷物を挟んだ足の間に空間ができている。
バッグがない!
上を見上げて下を見るまでわずか2、3分です。
足に挟んでいたのに、全然気が付きませんでした。
慌ててまわりをきょろきょろと見回しても、見覚えのあるバッグを担いでいる人間はどこにもいない。
でも、誰かがバッグを盗んだはずです。
どこかに犯人がいるはずなのに、どこにいるのか分からない・・・・・・
警察に一応行ったそうですが、バッグは二度と帰ってくることはないのを、彼らはよく知っていました。
犯人はバッグを足の間から引き抜いたあと、すぐに他のバッグに入れて隠したか、そばの路地に入り込んだのでしょう。
引き抜いた犯人が彼らの目に映っていたのかもしれませんが、彼らにはわからない。
他にも観光客はいたのですが、誰も気がつかなかったようです。
ほんの数分の間に起こった出来事に、彼らは頭をひねっていました。
プロが仕事をすると、鮮やかなものです。
バッグは足に挟んでも安全ではないという教訓を教えてくれた体験談でした。
足に挟んでも盗られることがあるのですから、荷物から眼と手は離さないようにしましょう。
数年前に旦那とパリへ行きました。
二人とも二回目だったので、戸惑うことなくあちこちを歩き回りましたが、その足になったのがメトロです。
二人とも元バックパッカーですから、気をつけることは十分心得ています。
しかし最近では旦那が、首から下げている貴重品入れに私のパスポートをしまいます。
それで、私は財布の心配をするだけになりました。
ドイツにいようと、旅行に行こうと、私の財布がいるところはいつも同じ。
ズボンの前ポケットです。
そしてTシャツやトレーナーでポケットを上から覆います。
ポケット自体が見えないですから、安全度は高いです。
しかし、ガイドブックや水の入ったペットボトル類はリュックサックの中に入れて歩きます。
パリでもそうして歩きました。
そして出会ったのが、スリの女の子です。
大昔、初めての海外旅行での失敗談です。
ロサンゼルスのグレイハインドバスターミナルのコインロッカーを使用したときのことです。
たくさんあるロッカーの前には、荷物を入れる人や出す人が数人います。
それを観察している黒人のグループがいたので、彼らを自分の頭の中で危険人物によりわけ、荷物を出すときには注意を払いました。ターミナルは人が多いですが、その時コインロッカーのあたりは人も少なかったので緊張しました。
荷物を取り出し、何も起こらなくてほっとした私が何気なく肩にかけたバッグに目をやったら・・・・・・
バッグが開いている!
そして、中に入れていた財布が抜き取られていました。
鮮やかというしか、言葉がありません。いつすられたのか、どうやってすられたのか、全く気付きませんでした。
犯人と思しき例の黒人グループはすでに消え去った後です。私は慌ててJALオフィスへ駆け込みました。
この時はJALが昔出していた「ゼロ」という、往復の飛行機代と自由に選べるホテルを組み合わせた自由旅行者用のパックツアーを利用していたもので。
財布の中にはAmerican Expressのクレジットカードが入っていました。それも、父の口座のです。
私が真っ青になったのは、お分かりになるでしょう。
さっそくJALのスタッフがAmerican Expressに電話をしてくれました。
すべてを説明すると、どこそこの部門に繋ぐから待てと言われ、次の部署が出たのでもう一度説明するとまた他へ回され、今度の部門でまたはじめから説明をしなければならず、非常にややこしくて時間を食いました。
ともかく無事カードを使用ストップすることができ、私はほっと胸をなでおろしました。
使用禁止にしたカードの代わりに新しいカードが発行され、それをどこで受け取ったのか覚えていないのですが、旅行中にカードを使うことは一度もありませんでした。
早い対処のおかげで被害は全くありませんでしたが、非常に教訓になった事件でした。